4月中旬に、店舗用のドアを作成しました。
まだオープンしていないので、店名は出せませんが、奈良のジェラート屋さんです。
店舗出入り口のドアとドア枠を桧で作りました。
まずは、ドア本体。
桧は広葉樹に比べて柔らかめ、かつ、ドア自重とガラスの重さが常にかかり続けるので、ホゾはきつめに、二枚ホゾで強度を上げます。
↓仮組みの写真。クランプで締め付けながら、ハンマーで叩き込みます。
↓仮組み後の写真
※仕上げ前の微調整をしてからばらすのですが、ホゾがきつめなので大変。
でも、外せない大事な作業です。
↓仕上げ、塗装後のドアと、桃の枝の取っ手。
取っ手は、昨年桃農家さんから頂いて寝かしていた剪定枝↓から、いい具合にカーブしている枝をピックアップ。
ベルトサンダーで、握りたくなる形、持ちやすい形に整形しました。
↓店舗取り付け後の写真です。
※中が見えてお客様が入りやすいように、ガラス部分を腰の高さまで大きくしています。
※取っ手は、握って開いてみたくなるような形を意識しつつ、お子様も握りやすいように長くしています。
↓店舗内からみた写真
現場取り付けは初めてでしたが、施主の方にいろいろと教えてもらいながら、微調整しつつなんとか納めることが出来ました。
今回はオープンな雰囲気のお店のドアでしたが、お店の業種やコンセプト、間取りによって、考慮する点、それに合わせてが形が変わってきます。
本当にいろんな事を学ばさせて頂いて感謝感謝です。
<寸法>
高さ約200cm x 巾約80cm x 厚み36cm
材質:桧、強化ガラス(遮熱飛散防止フィルム貼り)、桃枝の取っ手
塗装:水性木材保護塗料(ピニー色)
追記メモ:
ブログ書いた後に思ったのですが、内側は取ってではなく、押す用の板を貼った方が、分かりやすくスッキリとしたかも。検討及ばなかった;;反省です。